母は二次元に恋をする
様々な現実から目をそむける為の妄想ブログ
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らいだったりみかだったり

Author:らいだったりみかだったり
ドクターストップかかって現在断酒中。
鎖骨がきれいな眼鏡男子が好き(二次元に限る)。
よく勘違いされるが腐ではない。

好きなゲームはFEシリーズ、英雄伝説シリーズとかなんか色々。
最近は主にコミPo!でマンガ作って遊んでます。



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閃の軌跡



閃の軌跡Ⅱ



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SSはじめました
エリカさんに持ち上げられてSSを書いてみました。
書き始めたら面白くて、勢いで書き上げてしまいました。

設定は以前書いた佐伯親友志波本命。
ここにうpするかはおいといて、自己満足のために書こうと思ってはいたけれど、佐伯視点で書くかデイジー視点で書くか迷っていた。
切ない感じを出したくて、佐伯視点で書いてみたけれど、志波が一切出てこないため、志波が本命である理由がなくなってしまった。
もっと志波やデイジーの心理描写も書きたかったけど、力不足で無理だった。

オタママちゃんのブログのコメントに書きなぐったり、深夜にメールで話したりしたネタも書きたかったけれど、蛇足っぽくなってしまったため、断念した。

でも、SSを書くのは思った以上におもしろかったのでまたネタが思いついたら書こうと思います。
需要とかは無視の方向で。
そもそもこのブログ自体私の自己満足の代物だし。


私の妄想SSですが、それでもおkな方は↓からどうぞ。





「来週は野球部の合宿だから、バイトはお休みするね。」
珊瑚礁閉店後、店の掃除をしていると、いつものニヤニヤ顔でアイツは言った。
「ああ、そうか。」
俺はニヤリとアイツの顔を見た。
「やったな。1週間もヤツと一つ屋根の下だな。」
するとアイツは一瞬目を丸くした後、顔を赤くしてうつむいた。
「あ、今、お前変なこと考えてただろ。やらしー。」
俺がからかうと、アイツは「もう!!佐伯君!!」と言って頬を膨らませた。
「ハハ。変な顔。」
俺が笑うと、アイツは不機嫌な顔をしながらも、顔が緩んでいた。


俺、佐伯瑛がじいさんの経営する喫茶珊瑚礁を手伝っていることは、学校の誰にも秘密にしていた。
ところが、入学式の朝、偶然アイツに見られてしまった。
しかも、運悪く、アイツはここでバイトをはじめてしまった。
最初はとろくさくて要領の悪いアイツにイライラしていた。
それでも、重労働に音を上げないところや、女らしい気遣いなんかに助けられ、徐々に俺の中でのアイツの評価は上がっていった。

そんなある日、アイツが親しげに男と歩いているところを見かけた。
相手は同じ羽ヶ崎学園3年生の志波勝巳。
2年から野球部に入ってすぐにレギュラーになったと一時期話題になっていた。
野球部のマネージャーを務めるアイツが親しくしていても不思議ではない。
だが、アイツの笑顔は、俺の前で見せる笑顔とは違った。

アイツから志波が好きだと聞かされた俺は、アイツの親友として色々相談に乗った。
デートの予行練習にも付き合った。
うれしそうに志波の話をするアイツは本当に幸せそうだった。
そんなアイツの笑顔を見ていたら、俺は思ってはいけないことを思っていた。


どうして俺じゃダメなんだ。


アイツの前で俺はちゃんと笑えているだろうか。
わざとからかうような口調で気持ちをごまかす。
気づかなければよかった。
アイツの気持ちも。
自分の気持ちも。


今週から野球部の合宿だ。
今ごろアイツは炎天下の中必死で志波の応援をしているんだろう。
1週間一つ屋根の下・・・・。
自分で言った言葉が胸に突き刺さる。
なんであんなことを言ってしまったのだろう。
そんなことばかり考えていたせいで、何度もオーダーミスをしてしまった。

くそ。なにやってるんだ俺は。

「今のままでいいのか。」
閉店後、じいさんがぽつりと言った。
「何のことだよ。」
俺は片付けの手を止めた。
「彼女のことだよ。気になるんだろ?」
じいさんはつぶやくように、でも真っ直ぐ俺を見据えて言った。
じいさんはいつも俺の心を見透かしている。
今まで溜めていた物がこみ上げてきそうになったが、必死でこらえた。
「仕方ないだろ。」
その先は出てこなかった。
俺は無言で片付けを続けた。
じいさんはそれ以上は何も言わなかった。



2学期が始まると、夏休みの浮かれっぷりが嘘のようにアイツは沈んだ顔をしていた。
学校でも店でも、焦点の定まらない目でボーっとしていた。
親友として話を聞いてやらないわけにはいかない。
俺はアイツの下校に合わせ、声をかけた。
わざわざ聞きたくもない話を自ら聞きにいく。
俺も相当な物好きだな。


帰り道にあるまずいコーヒー屋でアイツはうつむいていった。
「藤堂さんって知ってる?」

藤堂竜子と言えば、女とは思えないくらい強いという噂で、うちの学年だけでなく、学校内でもかなりの有名人だ。
話したことはないが、俺としてはあまり関わりたくないタイプだ。

「まあ、顔と名前くらいは。そいつがどうしたんだ?」
今にも泣きそうな声で「誰にも言わないでね」とつぶやいた。
「藤堂さん、志波君のこと好きらしいんだ。」
2学期に入ってすぐに宣戦布告されたらしい。

「志波君って、私以外の女の子とは全然話したりしないと思ってたんだけど、藤堂さんとは中学のときから親しかったみたいで・・・・。」
「野球部の応援によく来てくれてて親しくなったんだけど、藤堂さんが応援していたのも志波君で・・・・・。」
「藤堂さん、美人だし、かっこいいし、やさしいし、私なんて到底かなわないよね。」
コーヒーを両手で包み込むように持ったままアイツはつぶやくように話した。

俺は何も言えなかった。 
親友ならば「そんなことはない。お前だって藤堂に負けてない。」と言うべきだろう。
そんな簡単なことが今の俺にはできなかった。
コイツの暗い顔なんてみたくないのに、志波が本当に藤堂を好きであってくれればと願っている自分がひどく嫌だった。

「片思いって辛いね・・・・。」
アイツはため息をついて言った。
「好きでやってることだろ。」
世界中の不幸を背負っているかのような言葉にイライラしてつい強い口調になってしまった。
「そんな!!辛いって言ってるのに!!」
アイツは憤慨したように言った。
「じゃあ、早く自分の気持ちを伝えればいい。」
俺の言葉にアイツは押し黙った。
「振られるのが怖いと。じゃあ、やっぱりそこが居心地いいんだろ。」
「ひどい・・・。佐伯君にはわからないよ・・・。」
泣きそうな声でアイツはつぶやいた。

どうしてコイツはこういうことを平気で言えるのだろう。
その言葉が、どんなに俺の心を深くえぐると思っているのか。
わからないわけないだろ!!
お前よりも俺の方がずっと片思いの辛さを知っている!!

「わかるよ!!わかるから言ってるんだ!!」
声を荒げた俺にアイツは目を丸くした。
「・・・・・自分にも。」
アイツには聞こえないように小さな声でつぶやいた。

気づいてほしい。
でも気づいてほしくない。
こんなことになるなんて思ってもみなかった。
抱きしめて愛してるとささやけば少しは楽になれるのだろうか。
たった5文字の言葉なのに、まるで破滅の呪文のように声に出して発することができない。

その後、俺たちは一言も発することなくコーヒー屋を後にした。




クリスマスが近づいてきた。
少し前から、じいさんがイヴに店を閉めると言い出した。
俺はじいさんを説得するのに忙しく、アイツにかまうことができない日が続いた。


そしてとうとうクリスマスイヴ。
クリスマスは羽ヶ崎学園最大のイベントがある。
アイツには珊瑚礁が閉店することは話していない。
話せばきっとアイツも俺と一緒にじいさんを説得すると言うだろう。
たとえ高校最後のクリスマスを、好きなやつとすごしたいと思っていても。

アイツには店が休めないと嘘をついた。
ダメだとわかってはいても、最後まであきらめたくなかった。
好きな女だけでなく、夢まであきらめてしまったら、きっと俺は空っぽになってしまうから。



最後の望みを絶たれた俺はベッドに寝転がった。
涙は出なかった。

俺の3年間はなんだったのだろう。
店に、勉強に明け暮れて、自分の気持ちを押し殺して。
好きなことも我慢していたのに、結局何も残らなかった。


今すぐアイツに会いたい。
声が聞きたい。
顔が見たい。
かなわないのならこの気持ちごと心なんてなくなってしまえばいい。



離れよう。
この街から。
ここにいても俺は前には進めない。
籠の中に押し込められたとしても、今より苦しい思いをすることはない。


俺は1本の電話でアイツに別れを告げ、この街を離れた。



実家に帰っても、何も変わらなかった。
両親が何か言っていても耳に入らない。
受験勉強をしようと机に向かっても手につかない。
アイツの笑顔が瞼に焼き付いて離れない。


もう一度珊瑚礁でコーヒーを淹れたい。
アイツと一緒に店をやりたい。


気持ちは変わらなかった。
それでもあの時とは違う。

あの灯台へ行こう。
俺の気持ちをアイツに伝えよう。
たとえアイツが待っているのが俺じゃなくても。

~終わり~


「アイツ」の部分にご自分の名前を入れてお読みください。
喫茶店での会話はうろ覚えなので、間違っていたらすいません。
駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
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テーマ:乙女ゲー - ジャンル:ゲーム


コメント
ホギャワ~!!!
この胸のトキメキをどうしてくれよう!
物凄いときめいた!

佐伯君のおじいさんが気付いてるってのは良いね~。
第三者のおじいさんでさえ気付いてるのに、デイジーは気づかない。佐伯、可哀想~。

なんつうか、佐伯はちょっと可哀想なくらいが萌える(笑)
[2009/06/04 06:44] URL | オタママ #WCSj23LI [ 編集 ]

読んでくれてありがとう
>オタママちゃん
ときめいてもらえて光栄です。
そうなの。
その「ちょっと」かわいそうって言うのが大事なの!!
あんまり不幸でもかわいそうだし、幸せすぎてもつまんないし。

じいさんとの絡みは絶対書きたかったんだよね。
多分、一番佐伯を見ていて、親のような立場として一番佐伯を愛している人だと思うから。
まあ、じいさんのセリフははドラマCDを聞いて思いついたんだけどね。
[2009/06/04 07:39] URL | みか #- [ 編集 ]

No title
瑛切なすぐる(´;ω;`)
親友瑛の設定はやっていても切ないけど
文章で読むとまたさらに切ない~。

灯台でデイジーがまってることを願おう。
てか、私なら行ってる!ww

デイジー役を「アイツ」と呼ばせ、自分の名前に置き換えてねなんて、私にはできなかった配慮だわ。
美味しいSSありがとうございました、ゴチです♪
[2009/06/04 17:33] URL | みつき #GCA3nAmE [ 編集 ]

お読みいただきありがとうございます
>みつきさん
攻略本が来たら一番にやってください!!
親友モードはすごいです!!
最高です!!
そして、佐伯親友のときは絶対に珊瑚礁でバイトしてください!!

ひょっとしたらデイジーは志波の告白条件満たしてなくって、佐伯に慰められて終わるかもしれません(笑)
そんなパターンも可能性に含めつつ、あえてラストは書きませんでした。
ご想像にお任せと言うことで。

逆に私は誰かの名前を入れるということは全然思いつきませんでした。
みつきさんのを読んで「ああ、名前入れるのもありなんだ」と、むしろ新鮮でした。
こちらこそ、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
[2009/06/04 18:09] URL | みか #- [ 編集 ]

間違い
>みつきさん

やっていても切ないけどがやっていないけどに見えちゃいました(^^;
親友モードは切ないですよね~。
そしてそこがまたいいんですよね~。
[2009/06/04 20:15] URL | みか #- [ 編集 ]

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[2009/06/08 21:42] | # [ 編集 ]


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