母は二次元に恋をする
様々な現実から目をそむける為の妄想ブログ
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らいだったりみかだったり

Author:らいだったりみかだったり
ドクターストップかかって現在断酒中。
鎖骨がきれいな眼鏡男子が好き(二次元に限る)。
よく勘違いされるが腐ではない。

好きなゲームはFEシリーズ、英雄伝説シリーズとかなんか色々。
最近は主にコミPo!でマンガ作って遊んでます。



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閃の軌跡Ⅱ



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久しぶりにゲームやろうかな
現在Nickelbackをエンドレスで聞いています。
久しぶりにこれいい!!と思える音楽に出会えた感じ。
洋楽ばっかり聴いていると、カラオケ行って困るんですけどね。


仕事をはじめまして。
やる前は原因不明の腹痛にのた打ち回るほどだったのに、始まってみると非常に楽しいです。
傍目に見ても気合入れすぎてるらしく、夫に「ほどほどに」と言われています。
っつっても在宅なので、外に働きに行ってる方に比べたら楽なもんです。





で、このままだとまったくネタがなく、今週更新なしになりかねないので。
書いてそのままになっていたSSを投下。


ヨシユキとリュウの出会いの話。
よければどうぞ。



「王都ともなると、さすがに人が多いな。」
ヨシユキは城下町に入ると、辺りを見渡しつぶやいた。
小さい国とはいえ、城下町は様々な人々でにぎわっていた。


ヨシユキは物心ついたころから神官としての勉強をさせられてきた。
だが、神を信じないヨシユキは、ずっと自分は神官には向いていないと思っていた。
そんなとき、複数の村の女性と関係を持っていたことが父親にバレ、勘当を言い渡された。
どちらにしても、何かきっかけを作って村から出るつもりだったヨシユキは、それを幸いとばかりに村を飛び出してきた。
昔から槍が得意で、貧しい村で食材を得るために狩りに出ていた。
神官としての勉強も一応かじっている為、回復魔法も少しなら使える。
ヨシユキは傭兵として、仕事を探すことを決心した。



道中しとめたモンスターの皮などを売ると、数日は難なく過ごせるであろう金額になった。
だが、ここを拠点に仕事を探すなら、住むところも決めなければならない。
まさか女に声をかけて仮住まいを提供してもらうわけにもいくまい。
まずは仕事と住まいを探さなければ。

仕事を探すならやはりギルドのようなものがあるのだろうか。
傭兵ギルドのようなところがあるとしたら酒場で何か教えてくれるはずだ。
まずは傭兵が集まる酒場を探そう。
ヨシユキは大きく息を吸い込むと、城下町を歩き出した。

しかし、城下町は広く、酒場を探すのも一苦労だった。
「まいったな。」
ヨシユキはため息をついた。

ちょうどそのとき、目の前を若い女性が歩いているのが見えた。
彼女に尋ねてみるか。
ヨシユキは眼鏡をはずした。

ヨシユキは女に話しかけるときは必ず眼鏡をはずす。
その方が女受けするからというのも一つの理由ではあったが、一番の理由は次会ったとき気づかれないことが多いからだ。
ヨシユキにとって、それは非常に都合がよかった。

ヨシユキは女性に近づいた。
「すみません。」
女性は振り返った。
「はい?」
「この辺に、酒場やギルドのような傭兵が集まる場所はありますか?」
ヨシユキは教会での仕事で身に付けた一見人がよさそうに見える笑顔で女性に聞いた。
「一番近い酒場は、1本先の通りを右に曲がったところにありますよ。」
女性は親切に教えてくれた。
「ありがとうございます。なにぶん先ほど王都に着いたばかりの田舎者でして。貴女のような親切で美しい方に出会えてよかった。」
ヨシユキは笑顔でそう言うと、女性の手を取り、手の甲に軽く口付けた。
女性は目を見張ると、顔を赤らめた。
「え?い、いえ!な、何かお困りのことがございましたらいつでもおっしゃってください!私はこの2件先の家に住んでおりますので!」
女性は高揚した様子でヨシユキに言った。
「ありがとうございます。是非よろしくお願いいたします。」
そう言って、ヨシユキは女性の手を離し会釈すると、教えてもらった方向に歩き始めた。


なんだ。
王都の女ってくらいだからどんなもんかと思ってたけど、ちょっとおだてりゃその気になる程度か。
女なんてどいつもこいつも似たようなもんだな。

ヨシユキは小さく笑うと再び眼鏡をかけた。



酒場はすぐに見つかった。
ヨシユキが酒場のドアを押すと、ドアはギギッと鈍い音がして開いた。
酒場は昼間にもかかわらず、屈強な男たちでにぎわっていた。
皆武装していることから、おそらく傭兵であることは間違いないだろう。
ここで傭兵の仕事がどこで紹介してもらえるか聞いてみよう。
ヨシユキはカウンターに向かった。
真ん中の空いている席に座り、すぐ横に愛用の槍を立てかけると、カウンター越しから若い女性に声を掛けられた。
「いらっしゃいませ。初めての方ですね。」
声に驚いて顔を上げると、カウンターの向こうに店員らしい少女が立っていた。
その少女は長くまっすぐな髪を一つに束ね、化粧っ気のない明るい顔で微笑んでいた。
幼さの残るその笑顔は荒んだ酒場には似つかわしくないほど瑞々しく、可憐であった。
ヨシユキは目を見張った。


へえ。
酒場の女なんて阿婆擦ればっかりかと思ってたけど、これはかなりいい女だ。
姿の美しさだけでなく、振る舞いや話し方、何より笑顔に品がある。
これだけの女は今まで立ち寄った街じゃ見かけなかった。

さすが王都だ。
酒場の女の質が違う。


ヨシユキは眼鏡をはずすと少女に微笑みかけた。
「ええ。実は傭兵の仕事を探して先ほど王都に着いたばかりなんです。傭兵ギルドのような場所があれば教えていただきたいのですが。」
「ギルド、というほど大げさなものじゃありませんが、ここでも一応傭兵の仕事をご紹介させていただいています。特に面倒な登録とかは必要ありませんが、一応お名前だけ教えてもらえますか?仕事をお探しの際私に声を掛けていただければご紹介できます。ただ、紹介料として報酬の1割を頂いておりますので、ご了承ください。」
少女は笑顔で丁寧に説明してくれた。
「ご丁寧にありがとうございます。私はユキ、と申します。」

ヨシユキはわざと本名を名乗らなかった。
道中でも本名や素性を良く知らない相手、特に女には明かさないようにしていた。
眼鏡を外すことと同様に、人を信用しないヨシユキの身を守るための術だった。

ヨシユキは少女の手を取ると、少女の目をじっと見つめた。
「まさか仕事を探していて貴女のようなお美しい方にお会いできるとは、これ以上ない幸運です。仕事を探す為だけではなく、貴女のその麗しい笑顔を見るためにここに通うことになりそうです。」

この目線でおだてて落ちなかった女はいない。
ヨシユキは少なからず自分に自信があった。

「え?ちょ、ちょっと・・・・。」
少女は戸惑った様子で体を引いた。


そのとき、殺気を感じ、ヨシユキは少女の手を離すと咄嗟に頭を伏せた。
ヨシユキの髪を曲剣がかすった。
ヨシユキは立てかけた槍を掴んだ
「ジュンから離れろ。」
ヨシユキが顔を上げると、曲剣を構えた青年がヨシユキを睨んでいた。
「ご主人?」
ヨシユキは少女に聞いた。
「ち、違います!!」
少女は顔を赤くしてぶんぶんと勢いよく首を横に振った。
「じゃあ、恋人?」
「ち、違います!!」
少女はますます顔を赤らめた。
「ふーん。」
ヨシユキはその青年を見ると再び眼鏡をかけ、槍を構えた。
「じゃあ、アンタに指図される筋合いはねーんじゃねーの?」
ヨシユキは含み笑いを浮かべた。
「うっせぇ!!馴れ馴れしくジュンにさわんじゃねぇ!!」
その青年は剣を振り上げると、ヨシユキに切りかかってきた。
ヨシユキは槍でそれを防ぐと、ニヤリと笑った。
「ああ、なるほど。アンタ、彼女が好きなんだ。」
「うるせぇ!!」
青年はヨシユキから離れると、再び剣を構え突進してきた。
ヨシユキは次々と繰り出される青年の攻撃を槍で防ぐのが精一杯だった。
周りの客たちは、突然始まった立ち回りに野次を飛ばし始めた。


やばいな。
力自体はそこまででもないが、速さが半端じゃない。
反撃する隙さえない。
しかもこの狭さと間合いじゃ槍の方が不利だ。

だが、幸い相手は錯乱しているらしい。
さっきから最短距離でしか向かってこない。
これを利用しない手はない。


ヨシユキは青年から少し離れると、槍を構え直した。
思ったとおり、青年はまっすぐに特攻してきた。
ヨシユキは青年が剣を振り上げた瞬間、槍で剣を力いっぱいはじいた。
剣が青年の手から離れた。
「あっ!!」
青年は叫んだ。
「リュウ!!」
カウンター越しで少女が叫んだ。
がしゃんと音を立て、青年の剣は床に落ちた。
酒場は一瞬静まり返った。
青年はそれでもなお、ヨシユキを睨みつけると、ヨシユキに飛び掛ろうとした。
ヨシユキは槍を床に投げると、両手を挙げた。
「降参。俺の負けだ。」
「え?」
青年は驚いた表情で動きを止めた。
「俺は勝てない勝負はしない主義でね。」
ヨシユキは小さく笑った。
「勝てない?明らかに今のはお前の方が優勢だったはずだ。」
青年は眉をひそめて言った。
「そう。俺が優勢になったとたん、彼女の顔色が変わった。それに気づかないほど俺も馬鹿じゃない。」
ヨシユキは肩をすくめた。
青年は少女の方を見た。
少女は青白い顔で小さく震えながら青年を見つめていた。


「アンタ強いな。槍と剣なら圧倒的に槍の方が有利なのに。剣士にここまで圧されたのは初めてだ。アンタが錯乱してなければ間違いなくやられてた。」
「お前こそ。俺の剣がかすりもしなかったなんて初めてだ。」
青年はぶっきらぼうに笑った。
表情を緩めた青年は、整った顔立ちをしていた。
「アンタ、ここの用心棒なのか?」
「いや。俺も本職は傭兵だ。幼馴染のよしみで特に仕事を請け負っていないときはここの厨房を手伝わされてるんだ。」
青年は少女の方を見ると、微笑んだ。
少女は不安そうな顔をしていたが、青年の笑顔を見るとほっとしたように笑った。
「なるほどな。俺の入る隙間はなさそうだ。潔く身を引くことにするか。」
ヨシユキは苦笑した。


これだけの容姿と剣技を持ち合わせた男が常に目を光らせているんじゃ彼女に手を出そうという男などいるはずもないだろう。
むさくるしい傭兵たちに毎日囲まれていながら彼女が擦れていないのもうなずける。


「俺はヨシユキ。アンタの名前も教えてもらえるか?」
ヨシユキは青年に右手を差し出した。

まさか王都について一番最初に名前を聞いたのが男だとは。
ヨシユキは自分自身に驚いていた。

「リュウだ。さっきはいきなり切りつけて悪かった。」
リュウと名乗った青年はばつの悪そうな顔で謝ると、右手でヨシユキの右手を握った。
ヨシユキは笑った。
「何も悪くないだろ?好きな女を守るのは当然のことだ。」
ヨシユキがそう言うと、リュウは顔を真っ赤にさせた。
「べ、別にそんなんじゃない!!」
「ここまでやっておいて何を否定することがあるんだ。変なヤツだな。」
ヨシユキは眉をひそめた。
リュウは顔をしかめ、ヨシユキから目をそらした。
ヨシユキは苦笑した。
「俺はたった今王都に入ったばかりで右も左もわからないんだ。悪いが、色々教えてもらえるか?」
「ああ、構わない。」
リュウはうなずいた。
「助かる。そもそも住む場所さえ決まってないんだ。」
「ああ、だったらこの辺の傭兵が多く住んでいる集合住宅がすぐ近くにある。紹介してやるよ。」
「本当か?助かる。ありがとう。」
リュウとヨシユキの会話を聞いていた少女が横からリュウのすそを引っ張った。
「でも、あそこ空いてる?結構いっぱいだったような気がするけど・・・・。」
「そうだったか?まあ、安い集合住宅は他にもいくつかあるし、今日中に見つからなかったら見つかるまでうちに泊まれよ。傭兵なんて入れ替わり激しいから大して日を置かずに空くだろう。」
「いや、さすがにそこまで迷惑は掛けられない。安い宿でも教えてくれ。」
ヨシユキは首を横に振った。
「安いっつったって、何日も泊まれば結構な額になるだろ。親父が城勤めで滅多に家にはいないから部屋は空いてる。住む場所が見つかるまでなら問題ない。妹がいるが、まあ、気にしなくていい。」
リュウが笑った。
「妹・・・・。」
ヨシユキの胸がずきんと痛んだ。


エミ。
今頃どうしているだろう。
何よりも大事だった妹。

エミには何も告げずに村を出てきた。
全てを幼馴染に押し付けて。
こんな無責任な兄貴を、エミは許してくれるだろうか。

いや、許してもらおうと思う方が間違っている。
許してもらえようと、もらえまいと関係はない。
もう二度と、会うことはないのだから。


ヨシユキは自嘲気味に笑った。
「どうかしたか?」
リュウは怪訝そうにヨシユキの顔を覗き込んだ。
リュウの視線に気づき、ヨシユキは小さく首を振った。
「いや・・・・・。なんでもない。」
そう言うと、ヨシユキは含みのある笑みを見せた。
「リュウの妹ならさぞいい女なんだろうな、と思っただけだよ。」
「え?」
リュウは首を傾げた。
「俺みたいな男を大事な妹の側に置いたりなんかしたらあっという間に食われっちまうぞ?安い宿を教えておいた方が無難だ。」
ヨシユキは苦笑すると、床に転がっている槍を拾った。

-つづき-

駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

ヨシユキ18歳、リュウ16歳、ジュン15歳のころと思って書いています。

隆くんは潤ちゃんに近づく男は絶対許さないそうなので、ぶちギレてもらいました。
アレです。
決闘すると急に仲良くなるアレ。

リヒトがヨシユキよりかなり若いので、リュウノスケとリヒトは多分これから1~2年後あたりに王都に来るんじゃないかと思っています。
なぜ4人でチームを組むことになったのかも考えてみようかな。


あ、その前に続きですね・・・・。
すいません・・・・。

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コメント
No title
仲間になるいきさつって、興味深いですね!
続きも気になりますけど、番外編みたいにそれぞれのエピソードも面白いです。
ちょっと休憩タイムみたいで。

ところで、在宅のお仕事は順調のようですね!
普段と違うことをし始めると、気分転換にもなったりして、
生活リズムにハリとかも出ていいですよね!
でも無理は禁物ですからー。
[2010/10/23 15:22] URL | みぃ #- [ 編集 ]

>みぃさん
お読みいただきありがとうございました。
いやいや、全然続きが思いつかないもので・・・orz
これが休憩になってくれるか、本当にこれ以降思いつかないか・・・・。
非常に不安です。

なんだか、まったく指示なく、自由にやっているので、「これでいいのかな?」と不安の多い仕事ですが、楽しくやっています。
まずいことがない限り連絡はしませんと言われてしまったので・・・・。
でもやっぱり仕事って楽しいですね。
ああ、でも今月末からPTAの仕事が大忙しなんだ・・・orz
[2010/10/23 21:20] URL | みか #- [ 編集 ]


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