母は二次元に恋をする
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らいだったりみかだったり

Author:らいだったりみかだったり
ドクターストップかかって現在断酒中。
鎖骨がきれいな眼鏡男子が好き(二次元に限る)。
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好きなゲームはFEシリーズ、英雄伝説シリーズとかなんか色々。
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調子に乗ってもういっちょ
こんなに連続で書き込んでも仕方ないだろと思いつつも、最高記録だったので、調子に乗って投稿。

2時間で書き上げました。


と、言っても、実はこの話、佐伯親友の話よりずっと前から考えてたことで、それこそ、ハリーを登場させてからずっと思っていたことでした。

今回はデイジー目線です。
でも、昨日投稿したやつより全然書きやすかった。
やっぱりイベントの追加シナリオって制限多いからむずかしいよ・・・・・。


とーいうわけで、ハリー親友佐伯本命がおkな方のみどうぞ~。



「さよなら」

そう言って、佐伯瑛君は私に背を向け歩いて行ってしまった。
真冬の海を目の前に、私は呆然と立ち尽くしていた。

もう・・・会えないんだ・・・。

そう思ったのに涙は出てこなかった。
それどころか、去っていった佐伯君のことよりも友達の誕生日のプレゼントを気にしていたくらいだ。

私・・・佐伯君が好きだったんじゃなかったのかな・・・。

とぼとぼと商店街を歩いた。
冷たい風が頬を切った。
街はバレンタインの装いだった。
赤やピンクのハートやリボンに彩られた街を、別の世界を見るように見つめた。

「あげる人・・・いなくなっちゃったな・・・・。」
私はつぶやいた。


次の日の日曜日。
私はただボーっと携帯を見つめてすごした。
何をする気力も起きない。
昨日のことは夢だったように感じた。
何事もなかったかのように佐伯くんから電話があるような気がして、私は鳴らない携帯をずっと握り締めていた。

私はバリスタになりたいという佐伯君の夢を応援していた。
珊瑚礁で働く佐伯君はかっこよかった。
忙しい忙しいと言っていても、お店の話をしている佐伯君はすごくいい顔をしていた。
「一緒に店やったら、きっといい店になるな」
そう言ってもらえたとき、本当に嬉しかった。
私は誰よりも佐伯君を理解している、一番近くにいると思っていた。

佐伯君の苦しそうな声が耳に残って離れない。

「佐伯君にとって、私は・・・重荷でしかなかったのかな・・・。」

いっぱい笑った。
喧嘩もした。
手をつないで歩いた。
あの手のぬくもりさえ嘘だったと言うの?

私は右手を見つめ、佐伯君の大きな暖かい手を思い出していた。


月曜日。
私は佐伯君のクラスを覗いた。
佐伯君はいなかった。

「あれは夢じゃなかったんだ・・・・・。」
私はとぼとぼと教室にむかった。

佐伯君が突然いなくなったことは大変な騒ぎになっていた。
泣いている女の子もいた。
私はそれでも、その事実を現実のように感じることができなかった。

「お前、何か聞いてる?」
後ろの席のハリーが私に言った。
「何かって?」
私は振り返って聞いた。
「佐伯のことだよ。師匠の俺にも何も言わないでいきなり消えやがった。お前なら何か聞いてるんじゃないかと思ってさ。」

ハリーこと針谷幸之進は学校での唯一の佐伯君の友達だ。
佐伯君は私とハリーだけには本性を見せていた。
文句を言うことも多かったけど、他の誰より佐伯君はハリーを信頼していて、尊敬しているように見えた。
そんなハリーにも何も言わなかったんだ。

「お、おい。ちょっ!どうしたんだよ!」
ハリーは慌てていた。
「え?」
私はようやく頬を熱いものが伝っていることに気づいた。
「あ。」
「ちょっと!!お前、来い!!」
ハリーは私の腕をひっぱった。
「え、でも、もうすぐ授業始まる・・・。」
「そんなもん、どうでもいい!!」
ハリーは私の腕をつかんで、ずんずん早足で歩いた。
「ハリー・・・痛いよ・・・。」
そう訴えても、私の声に抑揚がなかったせいか、ハリーは振り返りもしなかった。


2月の屋上は当たり前だけど寒かった。
冷たい風が肌を刺す。
ハリーと私は誰もいない屋上のなるべく風のこないところを選んで並んで座った。

「何があったかしらねぇけど、辛いなら吐き出しちゃえよ。聞いてやるから。」
ハリーは乱暴だけどやさしい口調で言った。
そのやさしさに私の目からまた涙がこぼれてきた。

私は泣きながら全部話した。

佐伯君が夢のために無理をしていたこと。
その夢がだめになってしまったこと。
そして、土曜日に海で言われたこと・・・。

しゃくりあげながら話したから、うまく伝わらなかったかもしれない。
それでもハリーは話が終わるまで、何も言わずに私の話を聞いてくれた。

しばらく黙っていたハリーが私の頭をくしゃくしゃとなでた。
「女にはわからねぇかもしんねぇけど、男ってのはどうしても弱みを見せたくない女ってのがいるもんなんだよ。重荷とかそういうんじゃなくて、佐伯にとって、それがお前だったんだよ。」
ハリーは諭すように言った。

もし、そうだったとしても、離れてしまうくらいならもっと弱音を吐いてほしかった。
私を頼ってほしかった。
あのときの笑顔も、手のぬくもりも、嘘だなんて言ってほしくなかった。
私は膝を抱えて俯いた。

すると、ハリーは私の頭を引き寄せた。
私はハリーに頭を抱えられるように、ハリーの肩にもたれかかった。
「まあ、今日は泣け。特別に俺様の肩を貸してやる。今日だけ特別だかんな。これも自慢項目に入れとけ。」
ハリーは照れているようだった。
「・・・・うん。」
私は目を閉じた。

思えばいつもハリーに助けられていた。
佐伯君と喧嘩したときも、慰めてくれたのはハリーだった。
ハリーは乱暴で、意地悪なところもあるけど、言葉の一つ一つはとても温かくて、やさしさに満ちていた。
何も言わなくても私の気持ちを誰よりも察してくれていた。
ハリーは私にとって、佐伯君とは違う意味ですごく大きな存在だった。

卒業したら、ハリーともお別れなんだろうか。
いつものようにふざけたり、こんな風に肩を並べることもなくなるんだろうか。

そんなことを考えていたら不意に、ハリーの手が私の頬に触れた。
ハリーは親指で私の涙をぬぐった。
ハリーを見ると、いつになく真剣な顔をしていた。

ハリーは私を抱きすくめた。
「ハリー?」
私は驚いた。
「心配すんな。」
ハリーは私の耳元でささやくように、でも、真剣な声で言った。
「俺はずっとお前のそばにいるから。お前が辛いとき、こうやってそばにいてやるから。」
私はまた涙があふれてきた。

どうしてこの人は私の考えていることがわかるんだろう。
どうして私のほしい言葉を誰よりも先に言ってくれるんだろう。

「うん。ありがとう。」
私はハリーの胸に体をあずけ、目を閉じた。
「ほっとくとお前はあぶなっかしいからな」
ハリーは鼻で笑った。

屋上の風はやっぱり冷たかったけれど、ハリーの胸は春の日の光よりもやさしく、暖かかった。

-おわり-

ほんと、連続でこんな駄文を投稿してしまい、すいません。
お付き合いいただきありがとうございました。


耐えられないんだイベントの後、デイジーは多分、一人じゃ泣けないんじゃないかなと思っていて、ハリーが登場してから、ハリーが友好以上なら佐伯のこと聞かれて泣いちゃったりするんじゃないかな、で、ハリーが慌てて誰もいないところで話を聞いてくれたりしそうだななんて思ってました。

そんな妄想をちょっとハリー親友っぽく改変してみました。

私の好きなキャラランキングは
1位 佐伯
2位 密(実は1位とかなり僅差)
3位 志波
4位 ハリー
なので、この4人の話は割と浮かびやすいかも。

ただ、ハリーはホワイトデー編や、コミュニケーションノベル佐伯編の影響受けまくりなので、逆に本命として妄想するのが非常に難しいですorz

ここのところ、こんな妄想ばっかりしているせいで、夜眠れません。
しかも朝もやたら早く起きてしまいます。
実はここの所、睡眠時間が3~4時間です。
今までの私からは考えられません(10時間とか余裕で寝てた)。

夜は妄想、昼は文章書きって感じの生活送っています。
夜、今までは必ず夫の部屋に行っていたのに、最近PCの前から離れないため、行かなくなってしまいました。
ダン←ダムも進んでません。
すごいぞ妄想パワー。

そういえば、思い出したけど、私、耐えられないんだイベントの次の日にダブルデートに佐伯が来たことがあります。
あれ、多分バグだよね・・・。
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コメント
連コメ、すいません(;^_^A
しかも、携帯からのため非常に打ちにくい!長文は厳しいー!


がつっと読ませて頂きました。
あの例のイベントを思い出しましたよ(´ω`)
別ルートがあるんじゃないかと思って、2回もやり直したのは内緒です。
瑛の悲痛な叫びは今聞いても胸が苦しくなります。


ハリーだったらアリですよね。親友だったらこんな感じだと思います!
慰めに歌ってくれたりするのかな。
ハリーの心理はどんな感じなんでしょうかねー。

2つも読んじゃって、ほっこりです(*^_^*)
ホントにありがとうございましたヽ(´▽`)/
みかさんの文才に惚れたー!!
[2009/06/25 19:12] URL | あくあ #GeIIq2NY [ 編集 ]

>あくあさん
>別ルートがあるんじゃないかと思って、2回もやり直したのは内緒です。

私もです。
わぁい、仲間がいた。
だってあまりにも悲しいじゃないですか。
あの悲痛な叫びのせいで、メシは喉とおらないし、夜は眠れないしで大変だったんですよ!!
で、佐伯が灯台にいたときボロボロ泣いちゃいましたよ!!
男に告白されて泣いたなんて生まれて初めてだYO!!

正直、抱きしめるのはやりすぎだったかなぁと思ったりしたんですけどね。
ハリー親友はいいなぁと思います。
アドバイスが的確なのはクリスなんですけど、ハリーが一番デイジーの気持ちを理解していそうだなと思ったので。

お読みいただきありがとうございました。
[2009/06/25 20:00] URL | みか #- [ 編集 ]

(*¨)(*・・)(¨*)(・・*)ウンウン
良かったーーー!

一方的な別れが突然過ぎて、きっと受け止められないですよね・・・。
みかさんの心理描写好きです。
想像しやすくて・・・・!!
漫画とか描けるようになりたいなぁ・・・無理だけど。

ハリー、すごくいい奴だ。
あの子はきっと気づいてくれると思います。

本当に楽しく読ませて頂きました!
みかさん、ありがとうございます!!
[2009/06/29 18:40] URL | エリカ #- [ 編集 ]

>エリカさん
お読みいただきありがとうございました。

私の書くSSって心理描写ばっかりですねorz
他の方のSSってあんまり読んだことないもんで、どういうものかよくわからないんですが。
私はそもそも絵が描けないので、漫画以前の問題ですorz

耐えられないんだイベントの後の密の誕生日プレゼントを気にしちゃうデイジーのフォローもさりげなく入れてみました。
ハリーならデイジーの行き場のない想いを受け止めてくれるんじゃないかなぁという希望的観測です。
[2009/06/29 19:17] URL | みか #- [ 編集 ]


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