母は二次元に恋をする
様々な現実から目をそむける為の妄想ブログ
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らいだったりみかだったり

Author:らいだったりみかだったり
ドクターストップかかって現在断酒中。
鎖骨がきれいな眼鏡男子が好き(二次元に限る)。
よく勘違いされるが腐ではない。

好きなゲームはFEシリーズ、英雄伝説シリーズとかなんか色々。
最近は主にコミPo!でマンガ作って遊んでます。



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閃の軌跡



閃の軌跡Ⅱ



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ご要望どおり
書きました。
羞恥心をかなぐり捨てて。
恥ずかしさのあまり、途中で掃除とかはじめちゃったりもしました。

筋肉フェチの友人のご要望にお答えして、志波あぁ~ん(小さい”ぁ”がつかなければいけないらしい)です。
こんな時期にバレンタインの話です。


季節はずれのこっぱずかしい文章でもおkな方のみどうぞ。


冬の寒さが肌を刺すある日。
やけに校内が落ち着かないような気がした。
皆、妙にそわそわして、騒がしい。

俺、志波勝巳は、放課後、いつものように野球部の部室へ向かった。
俺が部室に入ると、後輩たちが俺に気づき、挨拶をした。
部員たちも、いつもと何か雰囲気が違った。

「志波先輩は、もちろんもらえたんですよね?」
後輩の一人が言った。
「何をだ?」
俺は眉をひそめた。
「またまたー。今日が何の日かわかってるでしょ。チョコレートですよ。」
他の後輩がニヤニヤして言った。
「いや。」
俺が答えると後輩たちは意外そうな顔をした。
「なんでチョコレートなんだ?」
俺が聞くと、後輩たちはそろって驚愕の色を出した。
「え?冗談ですよね?今日、バレンタインですよ?」
「バレンタイン?・・・・ああ、そうだったか。気づかなかった。」
俺の言葉に後輩たちは拍子抜けした顔をした。
「志波先輩なんてもてそうだし、いっぱいもらっててもおかしくないのに、あげても気づいてもらえないって可能性のほうが高いですよね。」
一人の後輩が言うと、後輩たちは何か納得したように頷いていた。
「そんなことより、こんなところで油売ってていいのか?」
俺がユニフォームに着替え、ロッカーをばたんと閉めると、後輩たちは跳ね上がるように「いけね!!失礼します!!」と言って、そろって部室を飛び出していった。

そうか、バレンタインか。
だから今日はみんな落ち着かなかったのか。

俺は一人の女の顔を思い浮かべた。
野球部のマネージャーを務めるアイツ。
アイツは、誰かにあげたのだろうか・・・。

グラウンドに出ると、アイツと後輩のマネージャーが、部員たちに小さな包みを配っていた。
俺に気づくと、アイツは笑顔で、俺にもその包みを差し出した。
「はい。志波君にも。私たちからバレンタインのプレゼント。」
俺の手の上に小さな包みが乗せられた。

俺はその包みをまじまじと見つめた。
他の部員たちと全く同じ包みだ。
「どう見ても・・・。義理・・・。」
俺はつぶやいた。

さっきまで忘れていたくらいだ。
期待していたわけではない。
だが、手の上に乗せられたそれは、コイツの気持ちを形にした物。
どう見ても「友達以上の好意」を示す物には見えなかった。
俺は言いようのない寂しさに襲われた。

「え?」
アイツは小首をかしげた。
「いや、なんでもない。サンキュ。」
俺は、気持ちのこもらない礼を言って、アイツに背を向けた。
練習も始まっていないというのに、ぐったりと疲労感に襲われた。


練習が終わり、帰宅準備を整え、帰ろうとすると、校門でアイツが立っていた。
アイツは俺に気づくと、はにかんだような笑顔で、「一緒に帰ろう」と言った。
俺は「ああ」と返事したが、なんとなく、アイツから目をそむけた。

気にしたくない。
だが、コイツが誰か別のヤツに「友達以上の好意」を示したチョコレートを渡したのだろうかと考えると、それだけで息が出来なくなるほど苦しかった。

俺の態度に違和感があったのだろうか、それとも、その誰かのことを考えているのだろうか。
アイツはひどく落ち着かない様子で、口数もいつもより少なく、何か考え込んでいるようだった。

いつも別れる交差点に着いた。
いつもはここまでがひどく短く感じるのに、今日はやけに遠く感じた。
「じゃあ、また明日。」
そう言って、俺はアイツに背を向けた。
「あ、待って!!」
アイツは俺のコートをつかんだ。
俺が振り返ると、アイツは手を離し、カバンから何かを取り出した。

「あの、これ・・・。」
アイツがおずおずと差し出した物は、さっき渡された物と同じような包みだった。
「いつ渡そうか、ずっと迷ってたんだけど・・・。チョコレート・・・。」
アイツは消え入りそうな声で言った。
「チョコレートならさっきもらった。」
俺がつっけんどんに言うと、アイツの声はますます弱弱しくなっていった。
「あれは、マネージャー全員からで、これは私から・・・。志波君のだけしか用意してないから、学校では渡せなくて・・・。」
アイツは俯いたままで、怯えているようにさえ見えた。
俺は、アイツが差し出した包みを受け取った。
その包みは、さっきと違って、あまり上手に梱包されてはいなかった。
「値札がついてない。」
「う、うん。自分で作ったから・・・。」

その言葉に、さっきまでの疲労感が嘘のように引いていった。
嬉しさと安堵で、つい口元が緩んでいくのが自分でもわかる。
なんて単純なのだろうと俺は苦笑した。

「どうかした?」
アイツは恐る恐る俺の顔を覗き込んだ。
「いや、手作りがこんなに嬉しいものだとは思わなかった。」
俺の言葉に、アイツはさっきまでの怯えた表情から、安堵の色に変わった。
「お前、時間、もう少し大丈夫か?」
「え?うん。少しなら・・・。」
「じゃあ、少し付き合え。帰りは送るから。」
「うん。」
アイツは少し嬉しそうな顔をして頷いた。

俺たちは近くの公園ヘ向かった。
吐く息が白くはっきりと見ることができる真冬の夕方の公園に人気はなかった。
俺たちは、公園のベンチに、並んで腰掛けた。
冷たい風が自然と俺たちを近づけた。

「開けてもいいか?」
「うん・・・。あんまり上手じゃないかもしれないけど・・・。」
アイツは不安そうに言った。
包みを開けると、確かに店で売っている物には見劣りするかも知れないが、きれいにデコレーションされた一口サイズのチョコレートが並んでいた。
「いただきます。」
俺はそのチョコレートを一つつまむと、口の中に入れた。
そんなに自信がないのだろうか。
アイツは、怯えた表情で、俺の顔をまじまじと見つめた。

「うまい。」
俺がつぶやくと、アイツの顔はパッと明るくなった。
「ほんと?」
「ああ、今まで食ったどのチョコレートよりもうまい。」

お世辞のつもりはなかった。
実際うまかったし、なによりもこのチョコレートを俺だけのために、俺のことを考えながら作ってくれたと思うだけで、どんな有名なチョコレートさえ足元にも及ばないほど美味しいと思えた。

「・・・・よかった。」
そう呟いたアイツは、目を潤ませていて、今にも泣き出すんじゃないかと思うほどだった。
アイツは涙を堪えるかのように、笑顔を見せた。
その笑顔が、抱きしめたいと思うほど愛おしかった。

俺はもう一つ、チョコレートをつまむと、アイツの顔の前に差し出した。
「せっかくだからお前も食え。一緒に食った方が美味いだろ。」
アイツは目を丸くした。
「え?」
「どうした?」
「え?あの・・・。その・・・。」
アイツは困ったような表情で、チョコレートと俺の顔を交互に見て、俯いた。
「ほら、早くしないとチョコレートが溶けるだろ。」
「う、うん。」
アイツは顔を上げ、口を開けた。
アイツの顔はほんのりと赤かった。
俺はアイツの口の中にチョコレートを入れた。

アイツが口を閉じるとき、ほんの一瞬、唇が俺の指に触れた。
やわらかい唇の感触が、俺の指に残った。

アイツはチョコレートを咀嚼し、飲み込んだ。
「なんでだろ。昨日味見したときより、ずっと美味しい。」
アイツは俺に微笑んだ。
その笑顔に、俺も笑顔で返した。


チョコレートを食べ終わるころには、辺りは暗くなっていた。
「ごちそうさん。」
俺は立ち上がると、アイツに手を差し伸べた。
「ほら。手。」
「あ、うん。」
アイツは少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうな顔をして手を差し出した。
俺はその手を握り、引き上げた。
アイツの手は冷たかった。
立ち上がったアイツは、俺の顔を見上げて照れくさそうに笑った。
俺は、アイツの手を包み込むように握りなおした。
アイツも俺の手を握った。


アイツの家に着くまで、俺たちは手をつないで歩いた。
冷たかったアイツの手は俺の手の中で少しずつ温かくなっていった。

「送ってくれてありがとう。」
そういいつつも、アイツは俺の手を握ったままだった。
「お前が離さないと、帰れない。」
俺が苦笑すると、アイツは「あ、ごめん。」と言って慌てて手を離そうとした。
だが、俺はその手をわざと強く握った。
最後に、もう一度、コイツの手の感触を確かめるために。
「あ、あの・・・。」
アイツは焦った顔をした。
その顔を見て、俺はククッと笑った。

名残惜しかったが、俺は手を離した。
すると、アイツも少し残念そうな顔をした。

「今日はごちそうさん、また明日な。」
俺は自分の家の方向に歩き出した。
「あ、うん。こちらこそ、ありがとう。また明日ね。」
後ろからアイツの声が聞こえた。
俺は片手を上げて答えた。


歩きながら、俺は自分の手を見つめた。
手に神経を集中させると、鮮明によみがえってくる、その感触を思い出した。

アイツの小さな手と、そして、かすかに触れた唇の感触を。

-おわり-

駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。


最後の方が、妙に展開が早いのは、恥ずかしさがせり上がって来たせいです。

あーんは指で直接じゃなきゃダメなんだ。
これは絶対条件なんだ。

佐伯のあーんはバレンタインネタがタイピングであるので、ネタが浮かびません。
誰かネタ出してくれたら、ひょっとしたら書けるかも・・・。


ところで、はね学って、冬のコートは指定なんでしょうか?
ゲーム中、コートの描写が出てこないのですが、当然2月にコートも着ないで制服で通学なんて無理ですよね?
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コメント
No title
激しく萌えさせていただきました(*´ω`*)
志波くんに「あーん」ってしてもらいたいです
もう、想像しただけでキュンとなってしまいました!!
この日1日志波くんは悶々として眠れなかったんだろうな~とか、
明らかに義理のチョコをもらってへこんでるんだろうな~とか
志波くんそういえばバレンタイン忘れてるよな~とか
もう、志波くんのことばかり考えさせてもらいました!!

素敵なSSありがとうございました!!
[2009/08/03 20:16] URL | サクラサル #- [ 編集 ]

>サクラサルさん
お読みいただきありがとうございました。

「あーん」いいですよね・・・。
私はまさかあーんがツボだとはこの年になるまで思いませんでした。
私も佐伯に「あーん」されたいです。
もちろん直に!!指で!!

1回、まさか好き以上になっているとは思わずに、志波に義理をあげて、ものすっごい凹まれたことがあるんですよ(笑)
バレンタイン忘れてたくせに・・・。
[2009/08/03 21:43] URL | みか #- [ 編集 ]

「あぁ~ん」キタ~~!!!
シュゴーッ!
シュゴーッ!
シュゴーッ!(鼻息)

ハァハァハァ・・・
興奮による鼻息出力MAXで、鼻毛が全部抜けるかと思った。

志波の「あぁ~ん」は威力がありすぎる。
っつうかエロいな!志波は!
知ってたけど!(笑)

志波の指はきっと野球の練習で、夏でもガサガサだよね。
爪はきっと、割れないようにきっちり短くしてるよ。

そんな指に「あぁ~ん」してもらったり、手をギュっとにぎられたりするなんて。
堪ら~~~ん!(ジタバタ)

「あぁ~ん」SS、ありがとう!
このトキメキを胸に、明日も頑張って床磨きするよ!
[2009/08/04 00:03] URL | オタママ #WCSj23LI [ 編集 ]

>オタママちゃん
読んでくれてありがとう。
明日への活力になったのならよかった。
何気に志波は書いてて楽しい。
別にエロく書いてるつもりはないんだけど、志波ってだけでエロく感じるよね(笑)

志波の手はがさがさというより、ぼこぼこしてそうだと思った。
豆とかたことかたくさんありそう。
[2009/08/04 08:15] URL | みか #- [ 編集 ]

wwwwwww
志波くんのちょっと強引なところに萌えます。
自分があーんってしてあげるより、あーんしてもらう方が萌えるのはどうしてでしょうね?
や、佐伯くんならどっちでもいいですけど(笑)

『指は直接』の拘りに吹いたwww
確かにwww

素敵なSSをどうもご馳走様でした^^

佐伯くんのあーんですか・・・・・
食べ合いっこのあーんなんてどうでしょう?
ちなみに。
わたしも1つ温めておいてる「あーんネタ」があります。
でもわたしが書くとエロいからなあ・・・。
[2009/08/04 13:37] URL | あくあ #GeIIq2NY [ 編集 ]

>あくあさん
お読みいただきありがとうございます。
そうなんですよね。
なぜか、してあげる分にはなんとも思わないのに、してもらうってものすっっっっごい興奮するんですよね!!
鼻息で差し出された物も飛ぶかもしれません。
あ、もちろん箸とかは却下です。

>わたしも1つ温めておいてる「あーんネタ」があります。
書 い て く だ さ い
思わず鼻水噴きそうなくらい鼻息荒く興奮してしまいました。ハァハァ
エロいなんてますますウェルカムです!!
っつーか、私は佐伯でエロは書けないので、ぜひとも書いていただきたいです・・・。
私の書く佐伯はとにかく素直じゃないので、素直にデイジーに「あーん」なんてできないのですorz
[2009/08/04 13:49] URL | みか #- [ 編集 ]

しぃぃぃばぁぁぁぁぁ!!
めっちゃイイです(*´∀`*) 志波、萌え~e-51e-51e-51
今まで気にしてなかったけど私も『あぁ~ん』ツボかもしれません・・・
悶えますね(≧▽≦) こりゃヤバイ!

直接だと指が唇に触れる・・・んで指に付いた、溶けたチョコレートを
なめると間接キスになっちゃいますね☆
↑こんなこと気にしてドキドキしてたら、また萌える(笑)
どれだけピュアだよ、と思いつつ。

良い萌えを、ごちそうさまでしたm(_ _)m
[2009/08/04 17:09] URL | レン #EilokeL. [ 編集 ]

ぐはっ!!
ちょ・・・!!破壊力・・・・ぱねぇっす!!
(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア

いやいやいや・・・私、シバくんにときめいたの初めてですよ・・・・!!  
うあー!いいなー!志波いいかもーー!!
私、人様のSSに非常に影響されやすいんですよね(笑)
志波株急上昇ですよ・・・!!

毎度毎度ありがとうございます!
おなかいっぱーい!
佐伯の「あ~ん」で漫画描いてみようと思います。
(結構本気)  よし・・・頑張ってコマ割考えよう・・・!!
[2009/08/04 17:09] URL | エリカ #- [ 編集 ]

>レンさん
お読みいただきありがとうございます。

でしょ?
あーんいいですよね。
今の私の一番のヒットですよ。
佐伯のあーんが考えられないのは、想像するだけで、叫びながらごろごろ転がってしまうからだったりするくらいです。

>直接だと指が唇に触れる・・・んで指に付いた、溶けたチョコレートを なめると間接キス

これは私も考えたんですが、なんかうまいことつなげられなかったのでやめました。
志波はさらりとやってしまいそうだし。
これはむしろ、ハリーや佐伯みたいにしっかり動揺してくれる人の方がいいかもしれませんね。
[2009/08/04 17:59] URL | みか #- [ 編集 ]

>エリカさん
お読みいただきありがとうございます。

志波株急上昇していただけたようで光栄です。
やっぱり「あーん」は偉大ですね。
と、言うか、みんなこんなに「あーん」が好きだとは思いませんでしたよ。


佐伯あーんの漫画、すっごい、すっごい、すっっっっっごい楽しみにしてます!!
ヤバイ!!
興奮してきた!!
[2009/08/04 18:12] URL | みか #- [ 編集 ]


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